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75歳定年時代ももうすぐ?

定年について

定年とは、定年制を取り入れている企業で務めている人が、決められた年になって会社を退職することを意味しています。
定年といえば60歳というのが通常でしたが、2013年の「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」の改正を受けて、定年した人を再雇用する、または定年年齢を引き上げられることになります。

高年齢者等の雇用の安定等に関する法律、いわゆる高年齢者雇用安定法ですが、この長い名前の法律は、高齢者が年金受給の年齢になるまでの期間、意欲があるなら働ける環境にするようにという法になります。
つまり、定年を65歳と決めている企業の場合、65歳までの雇用を安定させるため、「定年の引き上げ」、「継続雇用制度を取り入れる」「定年制をやめる」のどれかの措置を行うようにと決められているのです。
このように、今後定年を迎えるにあたり、働きざかりの人にとってはより長く働ける法律が整えられつつあります。

年々変わる定年

実は定年は、昔は55歳とされていました。
バブルが崩壊してから60歳に引き上げられ、還暦である60歳がファーストステージの一区切りとして長らく定着していました。

そして少子超高齢化である近年、60歳がさらに65歳へと引き上げられ、今後70歳、いや75歳まで高齢者が働く世の中が来るのではと噂されています。
確かに現代人の60代はお元気ですし、引退するには惜しいという方も大勢おられます。
健康管理さえちゃんとできていれば、現役で働くことも十分に可能だろうと個人的には思っています。

75歳で定年になるかもしれない理由

どうして75歳という数字になるのか、それはやはり「老い」が関係しているのでしょう。
今の高齢者は昔の人に比べると若々しく元気であるという印象を受けますよね。
実年齢にはとうてい見えない外見をしている美魔女と呼ばれる女性も話題になったりして、確かに若いイメージの高齢者が増えていると誰もが思うでしょう。

ただし、やはり「老い」は顕著に現れるもので、努力して若さを保っていない場合、体のあらゆる箇所で老いによって機能が低下していきます。
感覚や平衡バランス、足や背筋の筋力、俊敏性、柔軟性、回復力、体温調節など、まだまだ挙げればキリがない程に、老いは自覚がなくても現れているのです。
75歳定年時代が来るとしても、このままの健康管理では対応が不十分です。

定年の引き上げはこれからも進んでいくかもしれませんが、そこばかりに目がいってしまうと、加齢に伴う機能の低下をどうカバーするか、そこの対策がほとんどされていないように感じてしまいます。
65歳の定年もいずれ引き上げられ、高齢者となっても働き続けるのであれば、自分自ら行う体調管理が重要課題になるだろうと思っています。