住居費を節約する方法
住居費は家計の支出の中で最も多くを占めています。多くの人は住居費を抑えるために出来るだけ家賃が安い物件を借りようと努力します。そこで、住居費を圧縮して生活をらくにするための物件探しや、不動産屋さんとの交渉方法をご紹介します。
住居費を抑えたい
住宅費を抑えたいと考えている人は、まず物件を借りる時期を見直しましょう。転勤や大学入学などで、多くの人が移動する時期はさけましょう。さけるべき時期としては、2、3月(社会人だけでなく新大学生も新居を借りる超繁忙期)7、12月(大手企業や官公庁の移動の時期もさけましょう)です。
つまり、これ以外の時期に賃貸物件を借りると安くなる可能性があるのです。マンションは運営する大家さん側からしても、空室はさけたいのです。なぜなら空室の期間が長ければ長いほど、家賃収入がマイナスになるので大家さんにも焦りが出てくるのです。
ただ、駅近物件や商業地区に隣接した人気物件は既に借りられている可能性があります。つまり住居費を節約するには2,3,7,12月をさけ、なおかつ空いている物件を狙うと住居費をグッと引き下げる可能性が大なのです。
賃貸物件を安く借りるためのコツ
大家さんとしては、不動産屋さんに掲示している価格通りの家賃で借りて欲しいでしょう。しかし、繁忙期を過ぎると急激に入居者は減ります。ここは、家賃の交渉をして値引きをしてもらいましょう。「値引きするのは何だか気が引ける」という人も少なく無いでしょう。しかし、ダメもとでやってみるのも一つの手です。なぜなら最初から価格設定を高くしているケースもあるので、交渉しなければ損なのです。
学生なら学生寮にするのも手
もし今から物件を借りようとしている人が学生だったら、学生寮も選択肢に入れるべきです。学生寮は大学などの財団法人が運営しているので営利目的での貸出しはありません。そのため居住費が安いのです。
学生寮の相場は6万円からです。食事込みだと9万円前後になりますが、外の賃貸アパートに住んでいると比べるとコンビニで3食をした場合食事代だけで、1週間で1万以上の出費を超えることも。それを考えると、食事込みで9万円はかなり安いと考えるべきです。
ただ、学生寮では洗濯・トイレはほとんどが共有スペースです。門限などもあります。プライベートスペースが気になる人には少し厳しいかもしれません。
また学生寮にもいくつか種類があります。学生が管理している学生自治寮は、建物が古いかわりに家賃が安い傾向があります。
夫の母校の早稲田大学では、 早稲田大学基督教青年会が運営する自治寮があり、こちらは寮費が3.5万円と非常に格安です。ただし、朝食の時間が決まっていたり、定期的な会議や合宿に参加する必要があり、途中退寮は認められていません。
早稲田大学YMCA信愛学舎
それに対して、民間が運用する学生寮も存在しています。こちらは月5万円代からになりますが、食事付きのマンションや管理人常駐のマンションもあるので、金額よりも居住環境の充実を求める人向きです。
早稲田大学の学生会館/東京の学生会館総合情報サイト 学生会館ドットコム
学生寮は学生だけが選べる特権ですから、住居費を抑えるなら学生寮がおすすめです。