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在宅中でもしっかり施錠を

在宅中でも油断大敵

泥棒というとまっさきに思い浮かぶのが、留守をしている間に入る「空き巣」です。
ところが、実際には空き巣に限らず、在宅中に侵入する泥棒もいます。
こういった泥棒は「忍び込み」あるいは「居空き(いあき)」などとも呼ばれています。

警察庁が発表した統計によれば、侵入窃盗のうち、3割以上は空き巣ではなくて忍び込みまたは居空きです。
ですから、在宅しているからとして油断するのは大変危険です。
特に窓を開けっ放しにする機会が多い季節には、忍び込み・居空きの犯罪が増えますので、注意するようにしたいものです。

居抜きというのは家人が起きている時間帯に起こることが多い犯罪で、例えばお風呂に入っている間にベランダのドアから侵入して金銭を盗まれるというケースが多くなっています。
これに対して忍び込みのほうは、寝静まっている時間帯に発生することが多い犯罪で、特にエアコンを切って窓を開け放しにして寝ている夏場の家庭で多く起こりやすいのが特徴です。

泥棒の侵入手口

居空きや忍び込みは窓から侵入することが多いので、どんなに暑い夏場でも窓を開けっ放しにしておくのは危険だと言えるでしょう。
夏にエアコンを切って寝る場合でも、泥棒が入れないように窓にロックをかけておくことが大切です。
「家にいるからだいじょうぶ」と安心しないで、日頃から泥棒対策を行わないことが大切です。

警察庁が発表した「令和2年の刑法犯に関する統計資料」によれば、令和2年に起きた侵入強盗件数は21,030件で、そのうち1,187年が居空きです。
居空きの被害の78%は一戸建て住宅で起こっていますので、特に一軒家に住んでいる人は居空き対策を行うことが重要です。
忍び込みに関しては21,030件のうち5,987件となっており、やはり厳重な注意が必要です。
在宅時でも、施錠は怠らないようにしましょう。

在宅中の盗難を予防するためには

在宅中の盗難を予防するためには、施錠を怠らないと同時に防犯カメラを設置することなどが大切です。
外からも目立つ場所に防犯カメラが設置されていれば、泥棒も警戒しますので、窃盗に入られるリスクを軽減することができます。
防犯カメラに泥棒の姿がはっきりと写っていれば、証拠となるのもメリットです。

また、防犯ガラスを使用するのもひとつの案です。
防犯ガラスというのは通常のフロートガラス、あるいは網入りガラスよりも強度に優れているのが特徴で、割ろうとしてもなかなか割れないのが特徴です。
二重ガラスも割れにくいだけではなく、断熱効果や結露防止効果が期待できるので、家庭に取り入れることをおすすめします。
窓を開けただけで警報音が鳴り出す防音ブザーも泥棒よけとしては強力なアイテムですので、設置を検討するのもいいでしょう。