借地権付き物件を売るのは困難?
借地権付き物件って?
借地権付き物件ってご存知でしょうか。つい最近、夫の実家で売りたい物件を不動産屋さんに相談したところ、借地権付き物件は売却が厳しいと言われたそうです。その話を聞いて私ははじめてその存在を知りました。
借地権付き物件についてネットで調べたところ、土地は第三者に借りていて、建物のみ自分の所有物だということがわかりました。
夫も「そういえばあの家に地主さんが度々きていたな」と話していて、借地権付き物件ってそういうことなんだと理解した様子です。
どうにか不動産屋さんに売却できるよう考え中ですが、私も何かできることをしようと思い、タメになる情報がないか調べてみました。
借地権付き物件が複雑な理由
調べていくうちにわかったことがあります。それは借地権付き物件は長きに渡って土地を借りるため、地主も相続していることがあるということです。つまり、そのまま親族が土地を相続する場合もありますが、相続税の代わりに土地を物納した場合その土地は国有化されている可能性もあるということなのです。
更に、その地主が土地を貸している権利を「底地権」といいますが、地主にとって、「借地+底地」で所有権となり、底地だけでは所有権と比べ価値が下がってしまいます。借地権が付いていることで、権利も制限されるため地代は入ってきても売却したいと考える地主さんも少なくないようです。
借地権付き物件の専門業者
売却が難しいと言われてから、手当たり次第不動産屋さんに掛け合っているそうなのですが、売却までにまだまだ時間がかかりそうです。一応、不動産屋さんのほうから借地権付き物件を専門的に扱う業者をおすすめされていて、現在はそこに売却を検討しているとのことでした。
ほかにも、身内から物件の管理者を探して管理してもらおうという提案もあります。
借地権付き物件は上手にすれば土地活用もできるみたいですし、意外と使い道は多いかもしれないのですが。
せっかく持っている資産は上手に活用できるようしておこうかなと言う考えも浮かんできています。
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