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生ごみから肥料を作りました

生ごみから作れる有機肥料

家庭菜園が好きだけれど、市販の化学肥料はできるだけ使いたくないという人におすすめなのが、生ごみから作る有機肥料です。
有機肥料はホームセンターなどでも購入することができますが、家庭で自分で作ることもできます。
ナチュラルな素材を使用した肥料を使えば、育てる野菜も安心して食べることができます。
家庭で有機肥料を作るのはそれほど難しいことではありませんので、ぜひ一度挑戦してみることをおすすめします。

生ごみを使った肥料には、「堆肥(コンポスト)」と「ぼかし肥料」の2種類があります。
堆肥は分解に長く時間がかかるのに対し、ぼかし肥料のほうは酵母や乳酸菌などによって分解が進んでいるため、土に吸収されやすいというメリットがあります。
堆肥のほうは家庭から出る生ごみに枯れ葉や米ぬかなどの有機物資材を混ぜ込んだものであるのに対し、ぼかし肥料のほうには発酵を促進するためのEM菌などが混ぜてあります。

有機肥料の作り方

有機肥料は身近な素材から簡単に作ることができます。
たとえば、コーヒーかすなども立派な堆肥になります。
コーヒーかすは水分を多く含んでいるので、天日干しなどをしてよく乾燥させるようにします。

段ボールを使って有機肥料を作る場合には、箱の底に新聞紙を敷いてその上に腐葉土と米ぬかを重ね入れます。
次にコーヒーかすを加え、段ボールのフタを閉じてタオルなどで覆っておきます。
段ボールは毎日振って中身をかき混ぜ、発酵させます。
3ヶ月程度経過すればコーヒーかす肥料が出来上がります。

コーヒーかすだけではなく、茶殻などを使用しても同じように有機肥料を作ることができます。
バナナの皮も液体肥料が簡単にできる素材なので、捨ててしまわずに有効活用したいものです。
バナナの皮には窒素やリン酸、カリウムなどが豊富に含まれており、栄養たっぷりの肥料を作ることができます。

バナナの皮で肥料を作る際には、できるだけ小さく切っておくのがポイントで、1cm程度の幅に切るのが目安です。
ガラスの瓶にバナナの皮を入れ、上から水を注いで発酵させます。
3日間〜2週間程度放置しておいて、水が黒ずんできたら液体肥料の完成です。

出来上がった肥料は濾して使います。
なお、使い終わったバナナの皮は土に混ぜ込むことで肥料として活用できます。
液体肥料はそのまま使うのではなくて、5倍から10倍に薄めて使うのがポイントです。

落ち葉や枯れ枝なども堆肥の原料になりますので、捨てずに活用しましょう。
落ち葉で堆肥を作るためには、コンポスト容器と米ぬかや鶏糞、そして発酵促進剤が必要です。
2〜3ヶ月経てば堆肥ができますので、菜園に有効活用することができます。
発酵促進剤には各種ミネラルや低分子チキンキトサンなどを含んでいる「コーランネオ」などがおすすめです。